流派データ その7(弓剣、舞闘脚、鉄技)

  • 奇人の狩人シルンの弓剣

この流派は各地にて目撃される黒いロングコートを羽織る「狩人」と呼ばれる人びとから伝わる技です。
初代狩人ゲールマンは特殊な魔神の血液を自身の身体に輸血する事で、特異な力を有したと呼ばれており、ゲールマンの弟子が様々な技を生み出したのです。
この流派はその中の一人「奇人のシルン」と呼ばれた男が少数の狩人に伝えた技術です。
この流派では特殊な大剣を使用します。この大剣は特殊な機構を備えており、剣を弓状に変形させる事が出来ます。
本来狩人には魔動機術を必要としない特殊な[ガン]に酷似した武器を扱う事が主なのですが、シルンは違いました。
威力を保持しつつ、遠距離と近距離の状況に逐次対応するためには狩人の武器では足りないと感じたからです。
そしてシルンは狩人となる前から弓を扱う猟師でした。ゲールマンの元で剣を学んだシルンは二つの技術を応用しようと考えたのです。
無論、そんな彼に弟子は少なく、シルンの技を扱う狩人はごく少数であり、彼は皆から奇人と言う二つ名を付けられました。
しかし、シルンは余り気にして居る様子はありません。それはシルンの戦闘方法で幾つもの魔神や蛮族を狩る事が出来ていたからです。
それに加えシルンはこの技を習いたいと言う者には喜んで技を教えました。
事実として熟練者しか扱えぬ技ですが、確かな実用性とシルンの狩人としての技術は永く後世に伝えられているでしょう。
この流派に入門するにはシューターレベル7以上が必要です。この流派の秘伝では《両手利き》は使用できません。

入門名誉点は50です。

連続斬射 名誉点50
基礎特技:マルチアクション 前提:なし 装備限定:流派装備
概要:一回の主動作で近接攻撃から即座に変形させ、射撃攻撃を行う事が可能です。

武器の変形機構を利用する事で、大剣形態から即座に弓形態に変形させ、斬撃と射撃の波状攻撃を行います。
この秘伝を宣言したキャラクターは一回の主動作で[シルンの弓剣][狩人の血弓剣]による近接攻撃と射撃攻撃を同時に行います。
この時、近接攻撃と射撃攻撃の対象は違っていても、同じでも構いません。この際近接攻撃の追加Dに生命Bの数値を加えます。

上位秘伝:なし

銀纏い 名誉点30
基礎特技:魔力撃 前提:なし 装備限定:流派装備
概要:魔力に狩人特有の血の力を混在させた一撃で、相手を屠ります。

自身の魔力に狩人特有の血の力を練り込み、一定の種族のみに絶大なダメージを与える一撃を放ちます。
この秘伝を宣言したキャラクターは自身の近接攻撃や射撃攻撃の追加Dに魔力値を加算する事が出来ます。
そして、この際武器に銀製武器の効果を付与します。
この秘伝を使用したキャラクターは次の手番まで回避を-1、抵抗を-2します。
もし、秘伝使用者が《魔力撃強化》を取得した場合、更に命中力判定に+知力Bの修正を得ます。
ただし、次の手番まで保持する効果は回避-2に、精神抵抗力・生命抵抗力判定が-3に変更されます。

上位秘伝:なし

貫き穿ち 名誉点30
基礎特技:狙撃 前提:なし 装備限定:流派装備
概要:通常よりも強い弦を利用して矢を引き絞る事で、通常よりも強い一撃を放ち、それを次の攻撃に応用します。

狩人の技術で作られた為に通常の弓よりも耐久性のある弦を利用して矢を引き絞り、強い一撃とその反動に合わせて次の攻撃に応用します。
この秘伝は弓形態でのみしか宣言出来ず、宣言すると、宣言したラウンドでは防御ファンブルは発生しませんが、回避判定に自動失敗します。
【ブリンク】等の回避を代替わりする魔法の効果も無効となります。
この秘伝を宣言した手番時、C値は-1されて、クリティカルを無効化する効果は無効となります。
そして威力判定時にクリティカルが発生した場合、相手の防護点を半分として計算してダメージを与えます。(端数は切り上げです)
最初の攻撃の終了時に弓形態から強制的に剣形態へと移行し、ラウンドの終了時まで変更を行う事が出来ません。

上位秘伝:なし

流派装備
種別:ソード Aランク
シルンの弓剣 用法:2H 必筋20 命中+1 威力35 追加D+1 C値10 値段15000G+名誉点30
・非ランク効果
この武器は魔法の武器として扱います。
この武器は補助動作で変形をする事が出来、[ボウ]として使用が可能です。
武器の性能はそのままに[射程:30m]として扱います。そして弓形態の際は魔法ダメージにダメージを変換する矢は使えません。
・ランク効果
この武器が弓形態の場合でも《武器習熟ソード/A》や《武器習熟ソード/S》の恩恵を受けます。

種別:ソード Sランク
狩人の血弓剣 用法:2H 必筋25 命中+1 威力45 追加D+1 C値10 値段24000G+名誉点30
・非ランク効果
この武器は魔法の武器として扱います。
この武器は補助動作で変形をする事が出来、[ボウ]として使用が可能です。
武器の性能はそのままに[射程:30m]として扱います。そして弓形態の際は魔法ダメージにダメージを変換する矢は使えません。
・ランク効果
この武器が弓形態の場合でも《武器習熟ソード/A》や《武器習熟ソード/S》の恩恵を受けます。
この武器で攻撃する場合、最初の攻撃時のみHPを消費する事で消費したHP分の追加Dを付与します。
消費可能なHPの数値は6点までです。

流派アイテム
朱銀の矢 3500G
射撃の際のダメージを+3し、銀製として扱います。非クリティカル時は回収が可能です。

血晶の矢 35000G
自身の生命B分の数値+2をダメージに追加し、[対象:半径3m/5]として扱います。
射手が《精密射撃》を取得している場合は自由にキャラクターを対象から除外するかを選択出来ます。
この矢は使用しても、何度でも回収が可能です。



  • リカルド舞闘脚技

この流派は嘗て騎士狩りと呼ばれたリカルドによって編み出された特殊な脚技が伝えられた物です。
リカルドは元々は蛮族を専門に狩って居た魔法文明時代から続く騎士の家系でした。
その為リカルドは初期の頃から騎士としての訓練を受けて居ましたが、一向にその努力は実らず、しかし拳闘士としての才能を開花されたと言われています。
本来拳闘士が騎士になる事は珍しいですが、彼が習得した足技と共に特殊な糸を使用し、相手を絡め取りながら無力化すると言う技術。
その特殊な技術で彼は騎士となる事が出来たのです。
しかしある時、彼には転機が訪れました。それは嘗てとある任務で遠征をした時の事です。
その時、彼等の任務は蛮族によって侵された人族の村を救援しに行くと言う任務でした。
本来、失敗するにせよ成功するにせよ、リカルドは任務をこなす事だけを考えて居ましたが、今回は勝手が違いました。
その人族の村と言うのは少数の蛮族と共存し、共に生活を営むだけの人々だったのです。
無論、それは異端と呼べる物でしたが、リカルドは其処で見てしまったのです。騎士達が喜んで両者を虐殺する様を。
悪逆を行う者を殺す事には馴れていたリカルドも、人族蛮族関係なく殺し、騎士達が作る醜悪な表情を見る事は出来なかったのです。
そして、リカルドは一人任務に背き、その技で騎士達を狩り始めました。悪逆を行って居ない者を殺す彼等こそが悪にしか見えなかったからです。
その頃からリカルドはそう言った人族と蛮族とが共存する村などを訪問し始め、襲い掛かる騎士達を狩る追放者となりました。
この頃からリカルドの技や武器を模した物を少数の村の中などで作られ、技が伝えられ始めました。それがこの流派なのです。
そしてリカルドの技術は異端でありながらも数少ない人々にとっての武器となり、弱者の剣となり続けているのです。
この秘伝はリカルドが魔法を使わない拳闘士であった為、《魔力撃》は使用できません。

入門名誉点50 グラップラーレベル5以上

疾風怒濤 名誉点50
基礎特技:インファイトⅠ 前提:なし 装備限定:流派装備
概要:素早い空中での苛烈な足技によって、鋭い打撃を相手に与える。

素早い空中での苛烈な足技の応酬によって、鋭い打撃の攻撃を行います。
この秘伝を使用中、自身の防護点を0として計算し、回避に-2の修正を加えます。
そして命中に+2し、追加Dに+4と器用度B分の数値を加算します。

上位秘伝:《インファイトⅡ》名誉点70 追加D加算の数値を+8と器用度B分の数値とします。

電光石火 名誉点50
基礎特技:跳び蹴り 前提:なし 装備限定:流派装備
概要:足甲に装備された糸を跳躍と共に相手に伸ばし捕える事によって、威力を減衰させる事なく一気に距離を詰めた足技を喰らわせます。

足甲に装備された糸を相手に絡ませながら攻撃を行い、糸での翻弄と共に跳躍の威力を上乗せした打撃を与えます。
この秘伝は10m以上移動した際にのみ使用する事が出来ます。移動した直後〈キック〉での攻撃を行った後に、主動作を行います。
そしてこの秘伝使用中は追加Dに+7と敏捷度B分の数値を加算します。
この秘伝は10m以上の移動を行わない場合は使用できません。
※この秘伝を覚えている際に足さばきを取得していると制限移動を20mとして扱う事が出来ます。

上位秘伝:なし

乾坤一擲 名誉点50
基礎特技:鎧貫き 前提:《武器習熟S/格闘》 装備限定:流派装備
概要:足甲に装備された糸を相手に絡ませ、相手の動きを制限した後に、相手の装甲を抜く重い一撃を加えます。

足甲に装備された糸を相手に絡ませ、相手の動きを翻弄し、鈍くなった所に、相手の装甲を抜く一撃を与えます。
この秘伝を使用すると、近接攻撃のダメージ決定時に、対象の持つクリティカル無効効果や、C値の上昇を行う効果を無視します。
そして威力判定時にクリティカルした場合、相手の防護点を0として計算し、適用ダメージを算出します。
そして、この際に攻撃に〈絡み〉が発生し、絡みの効果が適用された場合、その効果の数値を1点常に増加させます。

上位秘伝:なし

流派装備
種別:格闘 Aランク
鋼糸足甲 用法:1H# 必筋10 命中- 威力20 追加D- C値9 価格:4000G+名誉点30
・非ランク効果
この武器は〈パンチ〉を強化する武器を装着している際は装備する事が出来ず、攻撃も行えません。
・ランク効果
この武器は〈絡み〉としても扱います。攻撃を行う際、〈絡み〉の効果を使用しても構いません。
しかしこの武器によっての絡みの効果は半分の数値のペナルティ(端数は切り下げ)しか受けません。

種別:格闘 Sランク
水銀糸足甲 用法:1H# 必筋10 命中- 威力30 追加D+1 C値9 価格:26000G+名誉点30
・非ランク効果
この武器は魔法の武器として扱います。
この武器は〈パンチ〉を強化する武器を装着している際は装備する事が出来ず、攻撃も行えません。
・ランク効果
この武器は〈絡み〉としても扱います。攻撃を行う際、〈絡み〉の効果を使用しても構いません。
しかしこの武器によっての絡みの効果は半分の数値のペナルティ(端数は切り下げ)しか受けません。



  • 火薬機使いオズワルドの鉄技

この流派は各地にて目撃される黒いロングコートを羽織る「狩人」と呼ばれる人びとから伝わる技です。
初代狩人ゲールマンは特殊な魔神の血液を自身の身体に輸血する事で、特異な力を有したと呼ばれており、ゲールマンの弟子が様々な技を生み出したのです。
この流派はその中の一人「火薬機使いのオズワルド」と呼ばれた男が少数の狩人に伝えた技術です。
この流派では魔動機術に存在する【パイルシューター】【オメガシューター】に似た武器を使用します。
火薬機使いオズワルドは元々はレパラールの信者であり、魔動機ではなく、純粋な機械と言う物に魅力を感じて居ました。
しかし、純粋な機械は魔動機が存在するラクシアでは無用の物として扱われて居ました。しかし、そんなオズワルドはとある物と出逢いました。
それは魔力とは違う火薬と言う物でした。自発的に爆発を引き起こす其れは強大な武器として仕上げる事が可能と確信していましたが、問題がありました。
既存の製法では彼の求める火薬の爆発に耐え切れる物は無かったのです。ですが、彼は特異な人びとの存在を知りました。それが狩人達です。
狩人達はドワーフすら知らない独自の製法にて特殊な武器を作る事に長けていました。そしてそれを見たオズワルドは直ぐにゲールマンに弟子入りしたと言われています。
そんな彼の成長速度は凄まじく魔法に頼らない武器の製造に成功し、彼の武器は巨大な爆発や爆炎を伴う事で有名となりました。
それは彼に賛同者を作り出す事にもなりました。それが後に火薬庫と呼ばれる狩人達が作る特殊な武器を製造する組織となり、武器の扱いへの探求が行われました。
それがこの流派であり、奇抜な人びとが奇抜な武器を扱う為の技術者の集団であると共に、実用性も追及する人々なのです。

入門名誉点50 この流派に入門する場合は《必殺攻撃》か《斬り返し》を所持している必要があります。

爆裂貫通杭・壱式 名誉点30
基礎特技:なし(独自型) 前提:なし 装備:流派装備
概要:内部機構を稼働させ、本体の杭を火薬と共に発条で巻き、爆発と反動を利用して強烈な攻撃を叩きこむ。

パイルハンマーの機構によって、本体の杭を火薬と発条で巻き、その爆発と反動を以って一撃を叩き込みます。
この秘伝を使用すると、現在の主動作を放棄し、次のラウンドにて攻撃を行う場合、自身の保有する魔力値を追加Dに加算し、命中に+3行って攻撃を行う。
そしてこの秘伝の効果で攻撃する際、命中判定と威力判定を二度行い、より高い数値を適用します。
この効果でクリティカルレイを使用する場合は、二度の威力判定双方にボーナスを適用してください。
2Hでこの秘伝を使用する場合、筋力Bを2倍としてダメージを計算します。

上位秘伝:なし

爆裂貫通杭・弐式 名誉点30
基礎特技:必殺攻撃Ⅰ 前提:なし 装備:流派装備
概要:杭を攻撃を効率良く行える場所を見定め、その部位に集中して突き貫く。

杭による攻撃を効率良く行える場所を見定め、その部位に集中して突き貫く。
この秘伝を使用すると、武器のC値を-1するとともに追加Dに+2の補正を加えます。
そして秘伝使用者は次の手番まで回避に-2の修正を加えます。

上位秘伝
《必殺攻撃Ⅱ》必要名誉50 追加Dを+7に変更し、減少するC値を-2に変更する。そしてクリティカルを無効にする効果を無効にします。
《必殺攻撃Ⅲ》必要名誉70 もしクリティカルが起こった場合、相手の防護点を0として計算して攻撃する。

爆裂貫通杭・参式 名誉点30
基礎特技:斬り返しⅠ 前提:なし 装備:流派装備
概要:杭の先端を振り回す様にして、爆炎と共に攻撃を行います。

杭の先端の部位を振り回す様にして、爆炎と共に攻撃と回避を両立させます。
この秘伝を使用すると回避に+1、追加Dに+3の補正を加えます。
秘伝使用者は次の手番まで命中に-1点の修正を受けます。
2Hでこの秘伝を使用する場合、命中に+2の補正を与えます。

上位秘伝
《斬り返しⅡ》増加する追加Dを+9に変更します。
《フェンサーレベル13》増加する追加Dを+15に変更し、回避に+2します。

流派装備
種別:メイス Aランク
パイルハンマー
用法:1H両 必筋10 命中- 威力25 追加D- C値12 価格:5000G+名誉点30
用法:2H   必筋10 命中- 威力35 追加D- C値12
・非ランク効果
この武器を使用する場合、《魔力撃》を使用する事が出来ません。
・ランク効果
この武器には魔動機術【パイルシューター】【オメガシューター】を使用する事が出来ます。
その場合、それらの魔法はこの武器に弾丸を生成する魔法として適用されます。
そして弾丸を装填した状態で攻撃すると、それぞれの魔法によって生成される威力とC値で攻撃を行う事が出来ます。
この効果は一ラウンドに一度しか使用出来ません。

流派装備
種別:メイス Sランク
隕鉄のパイルハンマー
用法:1H両 必筋15 命中+1 威力30 追加D- C値12 価格:7000G+名誉点30
用法:2H   必筋15 命中+1 威力40 追加D- C値12
・非ランク効果
この武器を使用する場合、《魔力撃》を使用する事が出来ません。
・ランク効果
この武器には魔動機術【パイルシューター】【オメガシューター】を使用する事が出来ます。
その場合、それらの魔法はこの武器に弾丸を生成する魔法として適用されます。
そして弾丸を装填した状態で攻撃すると、それぞれの魔法によって生成される威力とC値で攻撃を行う事が出来ます。
この効果は一ラウンドに一度しか使用出来ません。

流派アイテム
淡い灰 値段1500G
このアイテムは補助動作で扱う事が可能です。
流派装備での最初の攻撃を行う際に、ダメージを+5点増加させます。
1ラウンドに武器につき一度しか使えません。

  • 最終更新:2018-04-11 23:43:53

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